【ロードバイクのビンディング化】乗って1ヶ月初心者がメリット&デメリットまとめてみた
こんにちは、ロードバイク歴5年にして”ビンディングペダルデビュー”を果たしたaimiです。
先日レポートさせていただいた「2泊3日しまなみ〜とびしま海道サイクリング」から約1ヶ月。
あわただしくビンディングペダルに変更し、走ってきたのですが…
一度も立ちゴケはしていません!
それは、5年間ロードバイクに乗っていたからこそでありますし「よかったなあ」とは思っているのですが、やはりちょっとコツは必要ですね。
それらを含め、乗って1ヶ月経ったビンディングペダル初心者がメリット&デメリットをお伝えしていきます♪
私の導入したのは「片面SPDペダル」!ポタリングや旅行に最適モデル
本題に入る前に、私の導入したペダルがどういうものなのかをちょっと触れておきますね。
ビンディングペダルには2種類あり
- SPD(ポタリング・歩くことも行程に含まれる人向けペダル)
- SPD-SL(レース用・自転車で走るのだけに特化して作られたペダル)
そのうち「SPDペダル」を導入しました。
SPDは片面フラットペダルのモデルも出ており、汎用性が高いということと…
私の場合、あくまでポタリング用。
サイクリング旅の相棒ってわけ!
なので、以下のモデルをいつもお世話になっている自転車屋さんに取り寄せさせていただきました。
お店の方でペダルのネジをゆるめに調整してもらって(この方がいざという時に取れやすい)、靴は自分でネットで選んで購入しました。
シマノのペダルは全てクリートが付属するということで、クリート代はかかりません。
\今回購入したべダル/
\マルチクリートの予備はこちら/
\少し固定力の強いシングルクリートに変更したい方はこちら/
ここから先は、ビンディングペダル初心者の私が、わかったメリット&デメリットをお伝えしていきます!
【ロードバイクのビンディング化】乗って1ヶ月初心者がメリット&デメリットまとめてみた
メリット
巡航速度が3〜5km/h速くなった
私のサイクリングの悩みはとにかく遅いこと。
登山ブログをやっていたりする私ですが、体力はあまりありませんw
ですので、いかにラクに遠くに行けるか?は常に考えていたことで…
ビンディングペダルは漕いだ力をムダなく動力に変えられるメリットがあるので、条件のいいまっすぐで平坦な道なら巡航速度が平均18km/hくらい出るようになりました。
それも、あまり疲れなかった!
疲れないのってす〜〜んごいメリットなんですよね。
ペダルと靴が一体化!とにかくずれない・ブレなくて漕ぎやすい
フラットペダルで自転車に乗っていた時は上り坂で集中力が切れると力が分散してしまい、よけいに遅くなる…という悪循環を繰り返していた私。
それでまた上り坂がキライになる…汗
しかし、”ブレない”のってなんて快適なんだ!!!
ビンディングペダルの恩恵を受けまくり、真っ向から坂に向き合えているような気がしました。
今までしっかり向き合えていなかったのか…
精神的にも物理的にも、なんだか坂と仲良くなれそうな気がします(⁈)
「漕ぐ」だけではなく「引く」力も!!推進力に変えられる
ビンディングペダルは”引く力”を推進力に変えることができます。
これにより、”漕ぐ力の3分の1”くらいは”引く力”だったことに気づいた私…。(あくまで私の感覚値ではありますが)
意識して”引く”ということをしなくても自然に動力になっています。
ふだんの漕ぐ力を「1」としたら、「1と3分の1」が推進力に変えられているというわけ。
これって地味にすごいことですよね。
スニーカーみたいに歩ける
自転車を降りてお手洗いに行ったり、観光したり、食事をしたり。
そんな時に履き替えることなく、ビンディングシューズのまま歩くことができます。
SPD-SLペダルの場合はカバーをつけたりと煩わしくもありますが、私の購入したSPDタイプはそのまま歩けるので、普通のスニーカーと大して変わりません。
底がかたいから多少は歩きにくくはありますが…
ハイキングするとかではなければ、普通に観光できちゃいますよ。
今回のしまなみ海道旅では展望台までちょっと歩いてみたり、ミュージアムに入館したりもしました。
ペダルがカッコよくなった
単純にペダル部分の見た目がカッコよくなりました。
ロードバイクでフラットペダルの方は(たぶん)少数派だと思うので、本来の見た目になったとも言えます。
533g→383gとペダル部分が軽くなった(2つでリンゴ1個分)
今まではアルミのフラットペダルだったため、重量が結構ありました。
測ってみると驚愕の533g((((;゚Д゚)))))))
ふたつで1kg超え…まあまあありますよねw
いっぽう今回導入したPH-EH500という片面フラットのSPDペダルは383gと150gの軽量化に成功!
ふたつで300g、リンゴ約1個分…
ペダルを変えるだけで車体が軽くのは大変うれしいことです♪
軽くなる=早く走れる可能性が増えるわけですからね。
デメリット
お金がかかる(1万〜2万円)
私はビンディングペダルにするにあたって以下の3点を購入しました。
さらにお取り寄せ+自転車屋さん出向く手間を考慮、半月くらいかかりました。
うちからは自転車屋さんは1時間かかるしまあまあの手間でしたが…
約2万円で巡航速度が5km/h早くなるのを安いととらえる?高いととらえる?
…答えにかんしては個人差もあると思うので。
少なくとも私は、めっちゃ恩恵受けたので安いと思いました!
”せっかくのロードバイクなのに遅い”のが悩みだったんで。
- ビンディングペダル(取り付け工賃込み)約1万円
- ビンディングシューズ 7,500円
- クリート用プレート・ネジの予備購入 1,000円
※シューズだけは半額セールで購入
<ビンディングペダルに関して>
ペダルに関しては自分で取り付ける方もいるみたいですが、よくわかりませんでしたし専用工具が必要だということで自転車屋さんにお任せしました。ただ動画も結構UPされておりますし、そんなには難しくないようです。
2020年12月現在、コロナ禍の世界的自転車ブームの影響か品薄らしくお取り寄せ…。
工具のペダルレンチも参考までにリンク掲載させていただきます。
<ビンディングシューズに関して>
ビンディングシューズはAmazonブラックフライデーセールで半額程度でGET♪
ヨーロッパサイズ表記ではありましたが、日本メーカーのシマノのものだったので間違いないだろうと購入。
実際、ぴったりでした。
AmazonにはAmazonワードローブという試着サービスがあるので、もし合わなかったら返品すればいいと思ったのでハードルは低めでした。
くるくると”BOA L6ダイヤル”をひねるだけで締め付け具合を調整できるので、非常に手間いらず。
ワークアウト後もすぐに緩められるので、サイクリング靴としてのストレスはむしろスニーカーよりも皆無になりました。
<クリート用プレート・ネジの予備購入>
今回のたびではネジが緩み、行程の半分は左足をフラットペダルで漕ぐこととなってしまいましたが、予備とレンチを持っていればつけることができたかと思います。
重いものではないので、工具入れにひとつ入れておこうと帰宅後購入しました。
走り出し(漕ぎ出し〜加速)はむしろ遅くなったかも?
ビンディングペダルの付け外しはある程度加速できてからおこなうほうが安全。
そうしないとふらつきます!
私は事前にyoutuberさんなどの動画で立ちゴケしないようにシミュレーション十分で練習に励んでいたのでまったく戸惑うこともなく移行できましたが、慣れないうちは焦ってつけようとするため大変危険です。
目線は進行方向を見ていないと事故してしまいます!
常に周囲に気を配りながらの付け外しになりますが、それを乗り越えられないまま車道に出るのはやめたほうがいいでしょう。
…ということで前置きが長くなりましたが(汗)、
漕ぎ出しはむしろ遅くなったかもしれません。
というのも、漕ぎ出し1番からつけられる人はいません。
硬いソールでフィットしないまま漕ぐので、フラットペダルよりも不安定なことは間違いないです。
右だけはつけっぱなしでSTARTする方がほとんどだと思いますが、片方だけついてないまま走る漕ぎ出しは、加速できない分ふらついてちょ〜〜っと怖いものがありますね。
慣れてくれば、全然大丈夫なんですけどね…
車の多いところは、やっぱり怖い
車がすれすれを走る車道なんかは、まだ慣れていないせいか恐怖です。
ずっとクリートを外しておこうかと思うくらい。
先日走ってきた具体的場所でいうと、広島県呉市の市街地ですね〜((((;゚Д゚)))))))
路線バスは車道すれすれで自転車の走るスキすらありませんし、しまなみ海道などではずっとお供だったブルーラインなんてのも皆無。
歩道にはバス待ちの人が溢れて、ショッピング帰りの車が車道に出ようと列で並んでる。
その都度停まって車が出てくれるのを待ったりしているわけですが、そこまで足をつきまくるのを分かっててクリートをつけようと思わなかったのは事実。
この場合はこぎにくくても外しておくべきなのかもしれませんね。
そのエリアを抜けたら、快適に走れたんですが。
停車が多いシーンは、一時的に外したりっていうのも使い分けるのがベターかも…٩( ‘ω’ )و
考えたくもありませんが、車道で右側に立ちゴケしたら車に轢かれてしまいますからね。
「スニーカーみたい」に歩けはするけど、”歩きやすく”はない
ビンディングシューズでしまなみ海道・「来島海峡大橋」ののぞめる展望台に登った時。
まあまあな階段を歩いて登るわけですが、グリップの効かない靴で長時間歩くのは、足が疲れます。
(やはりソールの硬い)登山靴で舗装路を歩くのが疲れるのと同じ。
硬いもの同士だからですね。
あと土・泥のある道に行くとクリート部分に泥がつまりますね(泣)
それにより、ペダルにはまらないとかのトラブルも普通に考えられます…。
いっぽう、ミュージアムにはいって短時間さっと見学するくらいならなんの疲れも感じず。
こちらはフラットな場所だったからでしょう。
疲れかたは場所によるのかもしれません。
どうしても気になるようであれば、観光の時用に折りたたみスニーカー持参で行くのもありです。
私は登山の時のリラックス用に1足買いましたが、今度サイクリングにも持ち出そうかな?と思ってます。
マリンシューズなら、旅先で水遊びもできちゃいますよ!
まとめ:費用をかけてでもビンディングに変えるのは価値があった!慣れたら別世界のようにたのしい
ここで一度まとめましょう。
【ロードバイクのビンディング化】乗って1ヶ月初心者がメリット&デメリットまとめてみた
<メリット>
- 巡航速度が3〜5km/h速くなった
- ペダルと靴が一体化!とにかくずれない・ブレなくて漕ぎやすい
- 「漕ぐ」だけではなく「引く」力も!!推進力に変えられる
- スニーカーみたいに歩ける
- ペダルがカッコよくなった
- 533g→383gとペダル部分が軽くなった(2つでリンゴ1個分)
<デメリット>
- お金がかかる(1万〜2万円)
- 走り出し(漕ぎ出し〜加速)はむしろ遅くなったかも?
- 車の多いところは、やっぱり怖い
- 「スニーカーみたい」に歩けはするけど、”歩きやすく”はない
けっこう熱量高めで書いてしまいましたが、少しでもビンディングペダルをためらってる方に「ビンディングはいいぞ」ということが伝わっていれば幸いです♪
正しく怖がることは大切。でも食わず嫌いはもったいない。
だって早く走れるんだもの!
そう思ったロードバイクのビンディング化。
思い切ってデビューしてみませんか?
以上、「【ロードバイクのビンディング化】乗って1ヶ月初心者がメリット&デメリットまとめてみた」の記事をお送りしました。
今回導入した、ロードバイク”ビンディングペダル化”に関するアイテム
シマノ(SHIMANO) SPDペダル PD-EH500 片面SPD/片面フラット SMSH56クリート付属 ブラック EPDEH500
- 片面SPDペダル
- 片面フラットペダル
の汎用性の高いモデル。
ゆるポタライドやクリートトラブル時も安心。
レビューはこちら!
シマノ(SHIMANO)ビンディングシューズIC500W SPD IC500WP01
通気性が良いので、夏には良いと思う…(まだ夏を越してないので越したらレビュー書きます)が冬は寒いのでシューズカバー必須でした。
しかし、ほんとうの真冬は自転車に乗らないので、私は問題はなかったです。
シマノ(SHIMANO) クリートセット SM-SH56 マルチモード ペア クリート
純正プレート。ナットは別売。
GORIX ゴリックス シマノSPD対応クリート プレートあり (C01F) クリートセット 工具付き・自転車用
シマノの純正より多少安くできるプレート。こちらはナット込。
私は予備用として今回こちらを買ってみました。
シマノ(SHIMANO) SPD クリート取付ボルト (4個)12.5mm Y46X98010
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