自転車事故の高額賠償事例一覧・【自転車保険の参考に!】
こんにちは、アウトドアライターのaimyです。
先日「【加入義務化・自治体増!】自転車・損害賠償保険おすすめランキング」という記事をUPさせていただいたのですが、自転車の高額賠償事例がどんどん更新されている昨今。
どのような例があるのか?一覧で挙げさせていただきます。
「Uber Eats」などで猛スピードで配達するローディーの姿もよく見かけます。最近のスポーツバイクの流行もあるし。事故も起こる確率も上がるよね
自転車事故の高額賠償事例一覧【自転車保険の参考に】
最高額は9,521万円!しかも男子小学生⁉️
2023年の一般社団法人「日本損害保険協会」調査によると、いちばん最近の事例で2020年に”無灯火でパトカーの追走を受けて逃走、警察官と衝突し死亡させた9330万円の損害賠償判決”がありました。
そして過去最高額判決事例が2013年の男子小学生が起こした事故で9521万円(この場合、支払い義務は保護者にあります)。
ほかにも一通り拝見しましたが、1億円ちかい事例も結構多く…。
そのため、”自転車の損害賠償保険金はおおむね1億円かけておけばいい”ということが理解できます。
賠償金は弁護士・裁判基準で年々UP傾向
自転車の損害賠償金は、年々UP傾向にあります。
これは「自転車は危険な軽車両である」という理解が進んだということもありますが、自転車事故=裁判にかけるのが一般的な流れになってきたことを意味します。
そのほうが双方にとって良い結果になる事が多いのです。
以下表は自転車事故における死亡慰謝料の支払基準。
クルマと同様、「自賠責・任意保険」をベースにした基準がありその上に裁判基準が出てくるわけなのですが、その金額には圧倒的な差があり…。
このほか、入通院慰謝料(最高6ヶ月で302万円)+後遺障害慰謝料(最高2,800万円)も加算されますが、加算はどれも裁判基準が一番高い!
やはり保険会社は少ない保険金で済ませようという傾向があるから弁護士に相談するほうが有利に働くよね…
<死亡慰謝料の支払基準>~弁護士法人サリュ「交通事故のご相談」HPより引用~
自賠責基準 | 任意保険基準 | 裁判基準(弁護士基準) |
400万円〜1,350万円※ ※遺族が3名以上かつ被害者に被扶養者がいる場合 | 自賠責保険基準より高く弁護士基準より低い 保険会社独自の基準 | 2,000万円〜2,800万円 判例では3,000万円事例あり |
自転車保険のサポート範囲もしっかり確認して加入しよう
とはいえ、1億円の損害賠償付きの自転車保険に加入しておけば問題なし
以上、長々と書かせていただきましたが…
自転車事故においては、1億円の損害賠償金が出れば問題ないでしょう
世の中にはたくさんの自転車保険がありますが、大きく2種類があり
- 自転車保険のみ
- 自転車保険+その他日常生活での事故
今回は「自転車事故においては1億円の損賠賠償金」という結論に達しましたが
自転車保険のみなのか?その他日常でも使える保険なのか?で料金体系を変えてきている保険商品も多数あります。内容をしっかり確認して加入してくださいね!
どの自転車保険を選べば良いのか?は当ブログの自転車・損害賠償保険ランキング記事も参照にしながらチェックしていただけますと幸いです。
以上、「自転車事故の高額賠償事例一覧・【自転車保険の参考に!】」の記事をお送りしました。
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