【レビュー】ROCKBROS「自転車空気入れLEDディスプレイ付(450mAh)」は普段づかいにも申し分ない電動ポンプ

ロードバイクの空気圧管理、こまめにしていますか?
久しぶりに乗るという方や、飛行機輪行のときに空気圧低めにする…もちろん普段のメンテにも。
頻繁に大きな空気入れを持ち出すのは大変ですし、面倒だといってやらわないわけにはいかないですよね。
そこで、今回ROCKBROS 「 自転車空気入れLEDディスプレイ付き(450mAh)」をご提供いただきましたので、レビューしていきます。

忖度なしのレビュー!ロードバイクに乗る方ならひとつ持っていても苦にならない、手ごろでいい商品ですよ◎



億劫になりがちな空気入れ作業。これならマメに入れる気にもなれるかも!?
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スペック










ROCKBROS 「 自転車空気入れLEDディスプレイ付き(450mAh)」 | |
定価(2025.10月現在) | 13,800円 |
重さ | 139g |
寸法(長さ x 幅 x 高さ) | 63×28×64.5mm |
充電方式 | Type-C(USB) |
満充電までの時間 | 30分 |
充填時間 (700C×25、81PSIの場合) | 48秒(実測) |
使用回数 (700C×25の場合) | 4 |
ROCKBROS 「 自転車空気入れLEDディスプレイ付き(450mAh)」は、同社のコンパクト空気入れの3代目。
初代モデルはディスプレイがありませんでしたが、3代目からは付属するようになり圧力計測・電池残量ゲージ表示も可能となりました。
手のひらサイズで、重さは139g(iphone7と同じ重さ)!
小サイズのバナナよりちょっと軽く、大きさはGarminのサイコン「Edge 530」より少し小さい。
『他社との比較』でも後述しますが、ほぼ同スペックの電動自転車ポンプシェアNo.1メーカー・CYCPLUS(サイクプラス)「AS2(420mAh)」と比較しても遜色はなく、むしろ少し容量が大きいのにかかわらず3000円ほどお安く入手できるのは◎。



ツールボックスに入るというのも助かる!
これまで携帯空気入れの定番だった「CO2ボンベ」や「ミニポンプ」とは比にならない小ささ。



aimyさんはもうこの2アイテムを処分したくらい、インパクトがあったとのこと。僕もこれで携帯ポンプデビューしようと思ってる!
使用方法


使い方はいたってシンプル。
ボタンは3つありますが、2つの+ーボタンで1度空気圧の数値さえ設定してしまえば、普段の管理は側面の充填ボタンを触るのみです。
ご自身の自転車の狙うべき空気圧がわからない、という方はこちらのサイトを参考にチェックしてみてください。
充填バルブは米式や樹脂バルブを使用しない限り、付け替える必要もありません。



出っぱりも少なく、ツールボックスを圧迫しません。
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他社との比較






①ROCKBROS 「 自転車空気入れLEDディスプレイ付(450mAh)」 | ②CYCPLUS 「AS2 PROディスプレイ付(420mAh)」 | ③CYCPLUS 「AS2(初代・ディスプレイなしモデル)」 | |
---|---|---|---|
定価(2025.10月現在) | 13,800円 | 16,899円 | 9,999円 |
重さ | 138g | 120g | 97g |
寸法(長さ x 幅 x 高さ) | 63×28×64.5mm | 49×28×70mm | 47x28x65mm |
充電方式 | Type-C(USB) | Type-C(USB) | Type-C(USB) |
満充電までの時間 | 30分 | 30分 | 20分 |
充填時間 (700C×25、81PSIの場合) | 49秒(実測) | 50秒 | 50秒(実測。ただし触感判断で早めにストップ) |
使用回数 (700C×25の場合) | 4 | 4 | 3 |
コメント | ROCKBROS3代目、 初のディスプレイ付モデル | ①とほぼ同スペック。 サイズは長さが少し短いくらいでほぼ性能は変わらない。 | ディスプレイなしはコンパクトなのが利点。しかし空気圧コントールはむずかしい |
購入はこちら | 購入はこちら | 購入はこちら |
電動空気入れが主流になってきたのは、この3年ほどでしょうか。
その先駆け的な存在である「CYCPLUS(サイクプラス)」のディスプレイなしモデルを所有しているので、比較してみました。
サイズ感はほぼ同じ。横幅がわずかに広く、重量もほんの数グラム増える程度です。
注目すべきは価格面。
「CYCPLUS」のほぼ同スペックのディスプレイ付きモデルと比べると、約3,000円ほど安く、セール時には11,000円台で手に入ることもあります。これは要チェックです。
なお電動空気入れのディスプレイ付きモデルで、ここまで価格インパクトのあるものは見当たりません。ですので、コストを重視される方には特におすすめです!
ここから以下、使用してみてのメリット・デメリットをお伝えしていきます。
メリット
ゲージ付きはノールック管理OK


どのメーカーも電動ポンプの初代(2022年くらい)は空気圧ゲージが付いていませんでしたが、やはり目標空気圧通りに入れられるのって…精神安定上良い!
それができれば、フロアポンプを手放せる…と言うわけ。
意外と玄関で場所をとる、フロアポンプ。
これから自転車を始められる方は、もうこれだけ持っていれば必要十分です。
あとは、以下のような場面で活躍してくれること間違いなし!
- オフロードバイクで走りやすいよう、場面ごとに空気圧コントロール
- 大会の練習と本番で空気圧をコントロール
- ロングライドの中盤、空気の入れ直しに
他社より3,000円以上安い
電動ポンプのトップメーカー「CYCPLUS」のほぼ同スペックのディスプレイ付モデルと比較しても3,000円程度安く、セール時には11,000円台となる場合もあるので、要チェックですよ。
ディスプレイ付きはここまでインパクトのある安いモデルはございませんので、価格で悩まれている方にもおすすめです!
空気圧管理がめちゃくちゃラク


自転車乗りにとって空気圧管理は欠かせないものです。
とはいえ、日々忙しい中で毎回ライド前に空気を入れるのは正直手間ですし、最近の厳しい暑さや寒さもあって、走り出す前から玄関でシュポシュポ…正直疲れてしまうこともあります。
それでも不思議なもので、忙しく過ごしているにもかかわらず、こちらを導入後は以前にも増してこまめに空気入れを使うようになりました。
むしろ「大きなフロアポンプを処分してしまおうか」と思うほど。多忙な生活に逆行しているようですが、それだけ空気圧管理も大切にしてるってことで。
私がタイヤトラブルにあまりに見舞われないのは、このおかげもあるのかと…!



それほどラクってことです!
タイヤの寿命を伸ばしたいなら、こまめな管理はマストよね♪
ツールボックスに余裕で入る大きさ


ROCKBROS 「 自転車空気入れLEDディスプレイ付き(450mAh)」はツールボックスにすっぽり。
ツールボックスに入らない大きなボンベも以前所持していましたが、このジャストサイズには勝てないですよね…。



他のものも入る余裕!
バルブ外し時の空気漏れ、ほぼなし!
フロアポンプでは感じ得なかった、気持ちの良いバルブさばき!
抜いたあとの空気抜けがほぼなくなったのは嬉しい誤算でした。



フロアポンプだとバルブ取り外しの一瞬でもかなり抜けていたので、逆算し多めに入れなければならないので、無駄な労力でした…
それがなくなったのはとても良い!
飛行機輪行時、管理がラクに
飛行機輪行の際は、空気圧を低めにしないとタイヤが膨張してパンクしてしまうリスクがあります。
航空会社によっては、確認されることもありますよ。
到着後、再び空気をいれるのも苦にならないのが電動ポンプ。
空港によっては、ポンプがおいていない場所もありますので、探す手間も省けます…!



手動ポンプだとすごい時間がかかるから、かつてはカウンターに借りにいっていたんですよ(泣)。それがなくなると、すぐ走り出せますね~。
デメリット
音がうるさい(どのメーカーもだが…)
私は賃貸に住んでいるので、音に関しては敏感。
普段づかいできるといっても、自宅内で使うことは控えています。
とはいえ、屋外で出発前に入れればいいだけですから問題はナシ!



音量は、爆音のドライヤーくらいかなあ…。
公式ページには数値は書いておらず、CYCPLUS(サイクプラス)「A2」の計測値は82dB(デシベル)とアマゾンレビューにはありました。
聞いている限り、どのメーカーも同じくらいの音量。
空気を入れたあと少し待つ必要(熱を持つため)






電動空気入れは、1本入れ終わったら少し待機したほうがいいです。
待機時間を作りたくない方は、樹脂アダプター(購入すると付属しています)を噛ませるのもありですが…
私は荷物を増やしたくないので、樹脂アダプターは使わず待機時間を作ってから触るようにしています。
もし、3~4本連続して間髪入れず使いたい!という方は、あらかじめ樹脂アダプターを装着することをおすすめします。



もしくは、厚手の革手袋などを装着してから触ることかな。
トランポでフィールドに向かうことが多いなら、クルマに積んでおくのもありかも!
TPUチューブには使えないケースも
ひとつ前にご紹介した”熱”に関連し、最近話題の「TPUチューブ」の一部ブランドでは使えないケースがございます。
TPUチューブとは、熱可塑性ポリウレタン(TPU)というプラスチック素材で作られた自転車用チューブのことです。TPUはゴムのような弾力性と硬質プラスチックのような強度をあわせ持つ素材で、従来のブチルチューブに比べて軽量でコンパクト、かつ高い耐パンク性能を持つことが特徴です。
TPUチューブのバルブ部分がポリウレタン(樹脂)で作られている場合、熱には弱いです。
電動ポンプの空気圧入部が熱を持つと、バルブが溶けてしまうという残念なことに…
これでは安全が確保できませんし、変形のおそれも。
電動ポンプもTPUチューブも使いたい!という方は、なるべくアルミバルブのTPUチューブを使うようにしましょう。
アルミバルブを販売している国内メーカーはパナレーサーが有名ですね。
まとめ
ここで一度まとめましょう。
<ROCKBROS 「電動空気入れLEDディスプレイ付き(450mAh)」のメリット・デメリット>
ROCKBROSにとって3代目、初めてのディスプレイ付モデル。
メリット
- 他社より3,000円以上安い
- 空気圧管理がめちゃくちゃラク
- ツールボックスに余裕で入る大きさ
- バルブ外し時の空気漏れ、ほぼなし!
- 飛行機に乗る際、管理がラク
デメリット
- 音がうるさい(どのメーカーもだが…)
- 空気を入れたあと少し待つ必要(熱を持つため)
- TPUチューブには使えないケースも
デメリットに関しては、このモデルに限らず電動ポンプ全般にも言えることだと考えていますが…
当ブログでは電動ポンプに関しての記事が初めてだったということでご理解ください。
ひとつだけ申し上げるとしたら…
ROCKBROS 「 自転車空気入れLEDディスプレイ付き(450mAh)」、買いです!!!
見た目もかっこいいし、デジタルゲージも見やすい。
でも最新モデルを追うほど良いものは不要…お手頃価格で手に入る、GOODな商品です。
使用1年後、充電のヘタレなどがないかものちほど追記予定です。おたのしみに。
ちなみにCYCPLUS(サイクプラス)の「AS2」のバッテリーは2年使用後、4→2.5回しか充電ができなくなりました。バッテリーの劣化はどうしても避けられない模様。この手の製品は仕方がないですね(泣)
\今回ご紹介の商品はこちら/
ロードバイク業界、いや自転車業界にとっての革命でもある『携帯電動ポンプ』。まだまだ進化がたのしみですね!
以上、『【レビュー】ROCKBROS「自転車空気入れLEDディスプレイ付き(450mAh)」は普段づかいにも申し分ない電動ポンプ』の記事をお送りしました。
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