【BIKE TO HIKE】自転車×登山装備、計画、注意点のまとめ
こんにちは、ロードバイク女子のaimyです。
最近よく聞く「BIKE TO HIKE」というワード。
私は登山も自転車と同じくらい熱量を持って行う趣味となっていますが、両方組み合わせたら絶対に楽しいと確信していました。
以前から気になっていました「BIKE TO HIKE」、やっとこさ北海道でチャレンジ!
うまく実現できましたので、装備・旅のコツをまとめていきます。
「BIKE TO HIKE」とは?
「BIKE TO HIKE(バイクトゥハイク)」とは、自転車で登山口まで行き、山に登ることです。自転車にサドルバッグなどを装着すれば、両方を快適に楽しむことができます。
最近ではそれをコンセプトとした”リュック(ザック)とサドルバッグを兼ねたバッグ”が発売されたりと、自転車業界や登山業界でも注目されているスタイル!
「BIKE TO HIKE」を実現するにはどうすれば?
計画が命!予備日・積極的休養も取り入れつつ
「BIKE TO HIKE」を実現するには、計画がまず大事。
どんな山に登るか?でまず行動・装備が変わってきます。
それに伴い、拠点での連泊も考えてみます。
天気の悪かった場合の予備日にも当てられますし、休養してもOK。
連泊すると登山に1日かけられるので、可能性はグッと広がりますよ!!
- 【拠点に3連泊】登山に1日、付近の周遊サイクリングコースに1日、休養1日、最終日に移動
- 【拠点に2連泊】登山に1日かけ、翌日は観光。最終日に自転車で次の場所に移動するという形
- 【拠点に前泊】ロープウエー登山などで登山時間を半日に短縮、午後から自転車で移動
ここで注意してほしいのは、登山パートは午前中に持ってくるべきという点。
午後からの登山は、日照時間の関係で厳しくなってくる場合が多いので、なるべくやめましょう。
私は午後から登山、まずやりませんね!危険です。
また、登山と自転車であれば、登山のほうがパワーを使うことが多いため、休養を1日設けるのも良いですね。
よくYouTube動画の企画などで「限界まで走る」というのを見ますが、疲れていては旅は楽しめません。思い切って休養日を作るのも、おすすめですよ。
私は北海道旅で「連泊」、積極的にするようにしていました。荷物の移動もなく、日程に余裕があったほうが精神的にも楽になります。
滞在拠点での宅配便をうまく活用
滞在拠点を決めてしまえば、あとは宅配便の手配です。
車道に通じていれば、山奥であろうが宅配便は絶対に来てくれますので、登山に必要なアイテム一式を送ってしまいましょう。
もし、キャンプ場などに泊まるということであれば、最寄りのコンビニ受け取りにするなどの工夫が必要!
今回私は北海道での登山ということで、宿にAmazon購入した熊スプレーを送付、帰りは佐川急便で自宅に送り返しました。
ちなみに熊スプレーはヒグマとそれ以外のクマ用で異なるので、>>別記事でチェック!
「BIKE TO HIKE」の注意点
雨天の場合は、思い切って停滞を
「BIKE TO HIKE」と言っても、登山も自転車も雨天には向きません。
景色も楽しめず、足元が滑りますし。
寒さや疲れで集中力が切れてケガをするのも、雨の時が多かったりも。
思い切って停滞日にして、予備日に順延するなどの対応が必要でしょう。
山は逃げません!景色も逃げません!また来れば良いのですから。
荷物の着荷確認はメールかTELで確実に
「荷物を送ったは良いけど、届いていない!」といったトラブルが有ると翌日の予定が致命的。
原始的ではありますが、事前に宿に着いているかTEL確認することが重要です。
または、ネット経由で送付サービスをつかっているなら「お問い合わせ番号」からどこに荷物があるか検索できますし、着荷したらメールを送ってくれるサービスもあります。
うまく利用して、移動中でもこまめに確認が取れると良いですね!
荷物の届く日は、ちょっとソワソワするけど仕方ないねw
チェックアウト後、荷物預かり場所の確認
拠点にするにあたって、チェックしておいたほうが良い点…それはチェックアウト後の荷物預かりや、駐輪場所!
事前に確認を取っておくのが迷惑にならずスマートなので、”◯時までに取りに来ます(※もちろんみなさんがチェックインする前の時間)”など一言添えておくのがマナーです。
私の場合は、下山後、荷物整理&着替えたりもさせて頂く予定でしたので、そこのところも確認しておきましたよ。
みなさんがチェックアウトして、片付けられている最中、場所をお借りして行いました!助かりました☆
「BIKE TO HIKE」の候補場所
SNSを拝見していると、みなさんいろんな山に行かれているようで…一部を挙げさせていただきます。
自転車ならではの恩恵を受ける登山も良いんではないでしょうか?
【北海道】利尻岳登山を海抜0mから行う(日帰り)
北海道でいちばん印象に残る山といえば、利尻富士を上げる方も多いでしょう‼
島全体が山になっている感じで、見た目もインパクトが大。
山行時間は長いけれど達成感はすごくありました。
以下のリンクは、2022年6月にのぼってきたレポートです。
【長野県】乗鞍エコーライン→乗鞍岳登山→位ヶ原山荘(1泊2日)
標高1,500m付近の乗鞍高原から2,700mの乗鞍畳平まで自転車で走り、3,026mの剣ヶ峰までは岩をつかみながらの登山。
かなり自転車パートはガッツリ登りますので、体力のある方限定とはなりますが、夏は涼しくて最高でしょうね!
【大阪府】金剛山ヒルクライム+登山(日帰り)
大阪を代表する山・金剛山。
標高600mまでは自転車でヒルクライムし、そこからは徒歩で登山。
標高1125mとこの付近では高い山で、冬では霧氷がついたり積雪もある山なので、冬以外がオススメです。
※ロープウエーは平成31年より耐震診断NGとなり、廃業となりました
【愛媛県/高知県】UFOライン+伊吹山or瓶ヶ森(日帰り)
愛媛と高知の県境に位置する、UFOライン。
四国の絶景ロードと登山を組み合わせるとなると、かなり相性はいいです。
UFOラインの標高がすでに1500mを超えているので、登山としてはかなり物足りないものになるかとは思いますが…w
景色はめちゃくちゃ最高ですよ。
伊吹山は15分で登頂でき、瓶ヶ森は往復2時間程度。足の具合を見ながら決定してみてくださいね♪
番外編/【北海道】アプローチの難しい山
北海道の山の登山口は、オフロード道ということもザラ。
ならば、オフロードバイクで突っ込んでみたらどうか?ということです。
アドベンチャー要素が加わって楽しいのではないでしょうか?
山で出会った、百名山完登者さんに話を聞くと「アプローチがレンタカーでも躊躇する…」と仰ることも多かったので、時間・体力さえゆるせば挑戦する価値はあると思います。
ただしクマには十分注意!
登山口を下山口を別にしたい場合
登山のコースを設定するにあたって、登山口を下山口を異なる場所にしたいというのは、だれもが思うこと。
このときのコツは、下山口の標高が登山口の標高よりも高いようにすること。
少し頭を捻って周回にすれば、バリエーション豊かなルートの完成ですよ!
ほぼ漕がなくて良いし、ラストが気持ちよく終われるよね。
私の住む四国では三嶺~剣山縦走によくつかわれています。
駐車場争いのあるような山にあえて行く
混雑必至な紅葉や桜のシーズン。
そんな激混みの駐車場を横目に自転車でスイスイと向かえたらどうでしょう?
ちょっと優越感を感じてしまうのは私だけではないはず…
北海道・層雲峡の昼間は、ロープウエーの駐車場もあふれて渋滞まで発生してて驚いたな~自転車とは無縁だったわw
【まとめ】自転車×登山の相性はサイコー!ぜひ計画してみて
「BIKE TO HIKE」は最近ちょっと流行ってきた?…
自転車ショップでも気軽さをアピールし、新たなジャンルを打ち出そうとしている感じがします。
あなたの近くにある里山でも、低山でも、旅先に気になった山でも!
気負いなく登れる、短時間の山からスタートしてみてはいかがでしょう?
新しい山の楽しみができること間違いなしですよ。
遭難対策としてYAMAPなどのGPSアプリをスマホにダウンロードし、紙の地図も購入しておきましょう♪
家族への情報共有もお忘れなく。
以上、『【BIKE TO HIKE】自転車×登山装備、計画、注意点のまとめ』の記事をお送りしました。